ワシには、苦手な言葉がある。
それは、
「良い匂いするね。」
である。
そう。アレは小4の冬…。
寒かったので服を脱ぎたくなくて、お風呂に入らずそのまま寝た次の日のこと。
レクリエーションの時間かなんかで、ワシの後ろに女の子が来て、
「騎竹くん良い匂いがする〜。シャンプー何使ってんの?」と、頭を嗅いでくるではありませんか!
『良い匂い!?洗ったの一昨日なんだけどっ!!』とヒヤヒヤしたあの日。
ワシは、いくら面倒臭くても毎日 お風呂に入ろうと思った。
そして、そんなことも忘れた中1の秋…。
部活の地区大会で汗を流して試合をし、2回戦目くらいで負けて、他の部員の応援をしていた時のこと。
同じように応援していた一年部員(幼なじみ)のお母さんが寄ってきて、
「騎っちゃんの体操服、良い匂いがするねv」と、袖口を掴んで、嗅いでくるではありませんか!
正直、態度には表さぬものの、「ヒィッ!!」ってドン引きした(笑)
お母さんはフンフンと匂いを嗅いだ後、
「やっぱり良い匂いだー。お家では何処の洗濯粉を使ってるの?」と一言。
『んなもん知るわきゃねぇじゃん!?』と思わず心の中で突っ込みながら、「ん〜…、何処のだろう…?え、そんなに良い匂…い?」と聞きながら袖口を確認していると、
「うん!とっても良い匂いだよー♪」とまた嗅がれ(←墓穴掘ってもうた)、確認した袖口は案の定、汗でベチャッと濡れていたあの日。
ワシは、なるべく汗をかかないような体質になろうと思ったと同時に、家ではどこの洗剤を使っているのか常に把握しておこうと思った。
そんなことが頭の片隅にありながらも、バイトに明け暮れていた大1の夏。
バイトの先輩に言われました。
「騎竹くん、良い匂いするね。」
瞬間、蘇る2つの記憶。
「え?食べ物の匂いですか?」ととぼけてみる。
「いや、香水みたいな良い匂い。騎竹くん、香水つけてる?」
「いやいや。付けてないですよ〜。」
「ん〜。でも何か良い匂いがするんよね〜。」
ど、どうしよう。こんな日に限って、昨日、疲れ果てて またしてもお風呂に入らず寝てしまっている!
そして、どんな洗剤を使ってんのか把握していない!!
ワシ、絶体絶命の大ピンチ!!!
わぁ!先輩がこっちに来るっ!!
スッ…
あれ?
匂って来ない…?
会話終了?あ、そうだよね、そうだよね〜!
普通、匂って来たりしないよね!!
良かったぁーーーっ!!!
そしてこの時ワシは、『良い匂いがするね』が自分の中でトラウマになっていることを認識したのであった。
まぁ…、臭いって言われるよりはマシなんだけどね(汗)